Ratio: Twitterスラングとしての Ratio の意味

2021/09/27

ツイッター(Twitter) 海外のネット文化

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Ratio とは

Ratio(レシオ)とは、「比率」や「割合」を意味する単語だが、ツイッタースラングとしては、「返信」数が「いいね」数や「リツイート」数を大きく上回ったツイートを指すのに使用される。


詳細

一般的に、ツイートがある程度バズる(注目を集める)と、「いいね」・「リツイート」・「返信」の数はバズり具合に従ってそれぞれ増えていくが、「いいね」と「リツイート」はワンクリック(ワンタップ)でできるのに対して、「返信」はわざわざコメントを打たないといけないので、通常は、「返信」数よりも「いいね」数 や「リツイート」数のほうが圧倒的に多くなるのが普通である。

 

普通の人気ツイート。いいね(ハートマーク)が返信(吹き出しマーク)より圧倒的に多い

 

しかし、不人気な人のツイートや、炎上狙いのツイートなどは、上記のツイッターの一般法則に反し、「いいね」・「リツイート」数よりも「返信」数の方が大きく上回ることが多い。このような、返信数の割合が異常に多い状態を ratio(レシオ)と呼ぶ。

 

ratio状態のツイート。一番左の返信数がいいね数の10倍なのに注目。

 

解説

これは主に、不快なツイートには「いいね」を押したくないし、RT(リツイート)して拡散したくないけど、そのツイートには文句を言っておきたいと考える人が多いときに生じる現象である。

 

不人気な政治家・企業・有名人のツイート、明らかに炎上狙いのツイート、時代遅れな差別的なツイート、などが ratio 状態になることが多い。 

 

他人に ratio だと指摘するのは、要するに、「あなた嫌われてますね」という意味の皮肉だと理解される。

 

ratio する

また、そういう問題のあるツイートを批判したツイートの「いいね」数や、第三者が批判を加えてリツイートした引用リツイートの「いいね」数が、引用元のツイートの「いいね」数を上回ることを「ratioする」ということもある。

また、逆に ratio されることを ratioed(ratio'd)という。


 

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